前理事長であった三森政男九段が、６月５日、ご逝去されました。

三森さんは昭和11年８月生まれ、享年86歳でした。

ご承知のように、三森九段は第１期名人戦で山北名人と挑戦手合いを打つほどの実力者で、
以後優勝はありませんでしたが、Ａ級リーグの常連でした。

近年は実戦を打つ機会はありませんでしたが、連珠社理事、理事長として長きにわたり連珠社を支えていただきました。

また、普及面での貢献も大きく、三森さんの本をきっかけに連珠を始めた方も多いと思われます。

その他、新聞赤旗に詰連珠を掲載しておりました。

坂田さん、早川さんと並んで普及面で連珠を支えた方と言えるでしょう。

ここ２年ほど連絡が取れなかったのですが、４月に直接電話でお話をし、理事退任と相談役就任をご了承いただきました。

まだまだ連珠社を見守ってほしいと思っていたのですが、残念でなりません。

三森さんは連珠関係の資料について気にかけておられたそうなので、後日引き取って大切に保管したいと思います。

理事長　河村典彦

(写真は連珠命名120周年記念式典で乾杯の音頭をとる三森政男九段。2019年9月29日)